一斉入居において、引っ越し業者は『引っ越し幹事会社』とその名を変えます。『引っ越し幹事会社』とは、マンション事業主や、管理会社などと提携し、引っ越しに関する全ての入居管理業務を行います。数百戸以上もあるような大規模マンションだと、複数の引っ越し業者によって管理されるような場合もあり、重要かつ不可欠な役割だと言えます。
また、総戸数が数十戸を超えるようなマンションだと必ず、入居管理業務が必要となってきます。
例えば、エントランス、エレベータが1つのマンションでは一日に何件の搬入作業が可能でしょう?
ごく平均的な一般家庭の荷物をプロの手で搬入しても、やはり1件の引っ越しには2時間程度はみないといけません。一日に可能な件数はおのずとわかってきます。こういった件数などの管理が、引っ越し幹事会社の主な役割となります。
また、引っ越しのトラックだけではありません。入居の際には多くの方が、家具や電化製品を新調されます。この種の搬入なども管理の中に入ります。
入居管理業務を通じて、引っ越し業者側が最も苦労するのは、多くの入居者が持たれがちな、『どうして、ウチの引っ越しがしたい日にできないんだ!』とか、『ウチの引っ越しは自分でやるから、ほっといてくれ!』と言う発想です。
もちろん本音は、じゃあ、お好きにどうぞ・・。なんですが、すべての入居者が自由にされたらどうなってしまうのか?
『すべての入居をスムーズに行う為のお手伝い』が引っ越し幹事会社の最も大きな役割です。
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