この引っ越し業界の営業は、半年なり、1年なりを費やしてプレゼンを繰り返し・・・なんてのとは違い、毎日1件1件をいかに大切に成約につなげるかが重要で、そんな悠長なことは言ってる余裕はありません。目の前の顧客に全精力を費やします。
私自身も営業マン時代には成約のために誹謗中傷といわれても仕方ないようなトークを使ったことがあります。また他社の営業マンから、事実無根な話をさも同然にされていたことも知っています。もちろん前者、後者とも、いつまでも通用する手段ではなく、良くないこととは解っているんですが・・・。
一斉入居のマンションの入居者への営業で、私の先輩は『他社さんを使うって事は、甲子園球場のライトスタンドでジャイアンツの旗を振るようなものですが?』なんてトークで、成約をとっていました。危ない危ない・・・。
いずれにしてもクレームとなってしまえば、どのようなトークでもその時点でお話は終わり、精神誠意のお詫びだけが待っています。調子に乗ってのギリギリのトークはあくまでも相手を見極められないと、まともな結果にはつながりません。
私自身もそうであったように、『いい人』(自己紹介ページへどうぞ)では、なかなか結果にはつながらないのも現実です。そのジレンマを乗り越えられてこそ、他社との戦いにも勝つことができます。
そんなギリギリの中で、引っ越し会社の営業マンは日々鍛錬を繰り返しています。 |